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Azure 仮想マシンで Windows Server 2022 の日本語化


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Azure 仮想マシンに Windows Server 2022 をデプロイ後、日本語化 + イメージとして登録する必要があったので、手順をまとめてみました。

Azure上で用意されているイメージで Windows Server をデプロイした場合、必ず言語が英語になります。そのため、日本語化した Windows Server を複数台デプロイする必要がある場合は、Windows Server を日本語化したうえでイメージを作成 (Sysprep)し、作成したイメージでAzure仮想マシンをデプロイすることで、大幅に環境構築の工数を削減することができます。

 

他の Windows OS の日本語化方法については以下を参照。

 

 

 

 

Windows Server 2022 の日本語化

 1) スタート ボタン - 「Settings」 を選択します。

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 2) 「Time & Language」 を選択します。

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3) 「Language」 - 「Add a language」を選択します。

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 4) 「日本語」を選択後、「Next」を選択します。

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 5) すべてのチェックボックス (「Set as my Windows display language」含む) にチェックし、「Install」を選択します。

※ 「日本語」言語パックのダウンロード、インストールが開始されます。

 

6) 「日本語」の言語パックのインストールが完了後、「Date & time」- Time zone 「(UTC+09:00) Osaka, Sapporo, Tokyo」を選択します。

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7) 「Region」- Country or region 「Japan」を選択します。

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 8) 「Language」- 「Administrative language settings」を選択します。

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9) 「Change system locale」を選択します。

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10) Current system locale : 「Japanese (Japan)」を選択し、「OK」を選択します。

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※ 一旦 「later」を選択します。

 

11) 「Copy settings」を選択します。

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12) すべてのチェックボックスにチェックし、「OK」を選択します。

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※ 「Restart now」を選択し、OSの再起動を実施します。 

 

13) OS 再起動後、スタート ボタン - 「設定」 を選択後、「時刻と言語」を選択します。

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14) 「言語」 -「日本語」-「オプション」を選択します。

 

15) 「ハードウェア キーボード レイアウト」 -「レイアウトを変更する」を選択します。

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16) 「日本語キーボード (106/109 キー)」を選択後、「今すぐ再起動する」を選択します。 

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イメージの作成

1) イメージ化したい Azure 仮想マシンに接続します。

2) 管理者としてコマンドプロンプトを起動し、「%windir%\system32\sysprep」へパスを移動後、「sysprep.exe」を実行します。

3) 以下のように設定後、「OK」を選択します。

※ sysprep 処理が実行された後、Azure 仮想マシンがシャットダウンされます。

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システム クリーンアップ アクション : 「システムの OOBE (Out-of-Box Experience) に入る

一般化する」にチェック

 シャットダウン オプション : 「シャットダウン

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4) Azure ポータルに移動して、sysprep 処理を実行した仮想マシンを選択します。

5) 「概要」- 「キャプチャ」を選択します。

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6) 以下の必要項目を入力後、「確認および作成」を選択し、イメージを作成します。

・リソースグループ : 任意

・Azure コンピューティング ギャラリーにイメージを共有する : 任意

※ 今回は、「いいえ、マネージド イメージのみをキャプチャします。」を選択します。

・名前 : 任意

・ゾーンの回復性 : 任意

※ Azure 可用性ゾーンの仮想マシンをイメージから作成する必要がある場合は、本項目にチェックします。

 


7) すべてのサービス - 「イメージ」を選択し、イメージが作成されていることを確認します。

※ 仮想マシンの作成からも作成したイメージを選択できます。



Azure Resource Manager (ARM) テンプレートにイメージを指定してAzure仮想マシンをデプロイすることも可能となります。また、コンテナ用イメージの場合も同様の方法で日本語化することが可能であり、Windows Server OSの日本語化は結構時間を要する作業であるため、日本語化された Windows Serverをデプロイする必要がある場合は、事前に日本語化したイメージを作成することで環境構築の時間を軽減することができるかと思います。

 

※ 2023年9月時点