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Azure ネットワーク セキュリティ グループ (NSG) の規則の適用ルール(優先度)について [Azure]


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Azure ネットワーク セキュリティ グループ (NSG) は、サブネット単位、ネットワーク インターフェース単位で設定が可能ですが、今回、受信セキュリティ規則、送信セキュリティ規則の適用ルールについて確認した結果を紹介したいと思います。

今回、以下の3パターンについて確認してみました。

 

パターン1:同一仮想ネットワーク内の異なるサブネット間のNSG適用ルール

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+ NSG適用順

1) NSG (VM1 ネットワーク インターフェース)の送信ルール

2) NSG (VNET1 サブネット1)の送信ルール

3) NSG (VNET1 サブネット2)の受信ルール

4) NSG (VM2 ネットワーク インターフェース)の受信ルール

 

パターン2:同一仮想ネットワーク内の同一サブネット間のNSG適用ルール

 f:id:nobtak:20200215233920p:plain

 + NSG適用順

1) NSG (VM3 ネットワーク インターフェース)の送信ルール

2) NSG (VNET2 サブネット3)の受信ルール

3) NSG (VM4 ネットワーク インターフェース)の受信ルール

 

パターン3:異なる仮想ネットワーク間の異なるサブネット間のNSG適用ルール (仮想ネットワーク ピアリング)

 

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+ NSG適用順

1) NSG (VM1 ネットワーク インターフェース)の送信ルール

2) NSG (VNET1 サブネット1)の送信ルール

3) NSG (VNET2 サブネット2)の受信ルール

4) NSG (VM2 ネットワーク インターフェース)の受信ルール

 

基本的には出ていく通信には送信ルール、入ってくる通信には受信ルールが適用され、同一サブネット間の通信については、サブネットに関連付けたNSGで受信ルールが適用されるというルールを理解していれば問題なさそうです。

今後は、アプリケーション セキュリティ グループ (ASG) についても確認してみようと思います。