NOBTAの気ままにITブログ

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【新機能】SQL Server 2022 について (Ignite 2021)


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Microsoft Ignite (ITエンジニア・開発者向け、Microsoftの最新テクノロジ、最新ツール、ソリューションが紹介されるテクニカル カンファレンス ) の中で、次期 SQL Server バージョンとなる SQL Server 2022 が紹介されました。

今回は、SQL Server 2022 新機能の概要について、自分の整理も兼ねて、まとめてみようと思います。

 

 

SQL Server 2022 の新機能について (一部抜粋)

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SQL Server 2022 では、以下のような新機能が実装されることが発表されました。

今回は発表された機能の一部について、簡易にまとめてみようと思います。

 

Azure 対応

  • Azure SQL への双方向 HA/DR
  • Azure Synapse Link 

パフォーマンス 機能強化

  • クエリ ストア 機能拡張
  • インテリジェンス クエリ処理

セキュリティ 機能強化

  • ledger feature (データベース台帳 機能)

可用性 機能強化

  • Multi-write レプリケーション

 

Azure 対応

Azure SQL への双方向 HA/DR

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SQL Server 2022 では、Azure SQL Managed Instance のリンク機能 (Preview) と完全に統合され、本機能により、PaaS サービスである Azure SQL Managed Instance を オンプレミス SQL Server の ディザスタリカバリ環境として利用可能になるようです。

上記の実現するために、分散型可用性グループ (DAG) を使用し、ディザスタリカバリ環境としてデプロイした Azure SQL Managed Instance にデータのレプリケートを実施しているようです。

現時点においては、双方向のデータ移行はサポートされていないようですが、今後の機能拡張として、双方向のデータ移行をサポートするように取り組んでいるようです。

 

 

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今までは、SQL Server などのオンプレミス データベース から Azure Synapse にデータを移動する場合、ETL (Extract, Transform, Load) ツールなどによりデータ移動を実施する必要がありました。
Azure Synapse Link for SQL Server 2022 機能では、SQL Server で発生したデータ変更を自動的に検知し、新しいデータ、変更されたデータ (差分データ) のみを Azure Synapse Analytics へ自動的に反映させることが可能になったとのことです。

本機能により、オンプレミス SQL Server (運用環境) の影響を最小限に抑えつつ、Azure Synapse Analytics 側でほぼリアルタイム分析が可能になるとのことです。

 

パフォーマンス

クエリ ストア 機能拡張

読み取りレプリカ (Read レプリカ)  側で クエリ ストアがサポートされ、クエリ ヒントを読み取りレプリカ (Read レプリカ)  側に適用ができるようになるとのことです。

今までは、読み取りレプリカ (Read レプリカ)  側で クエリ ストアがサポートされていなかったため、クエリ ストアから読み取りレプリカ (Read レプリカ)  に対して実行されたクエリ内容の取得、クエリ ヒントの適用が出来なかったのですが、この機能拡張により、読み取りレプリカ (Read レプリカ)  側で発生したクエリ遅延の問題を解決しやくなるのではないかと思います。

 

インテリジェンス クエリ処理

SQL Server 2022 パラメータ依存プラン最適化機能により、1つのパラメータ化されたステートメントに対して、複数のアクティブなキャッシュプランが自動的に生成され、パラメータ化されたクエリに指定されたパラメータ値により、最適な実行プランが選択されるようになるとのことです。

本機能により、パラメーター依存プラン (PSP) 問題の発生を軽減できそうですね。

 

 

セキュリティ 機能強化

ledger feature (データベース台帳 機能)

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時間の経過と共に変更されたデータの不変的な記録を作成し、悪意のあるアクターによる不正な改ざんからデータを保護できるようなるとのことです。

内部監査、外部監査などに有益な機能になりそうですね。

 

可用性 機能強化

Multi-write レプリケーション

SQL Server 2022 では、ピアツーピア レプリケーション last-writer win ルール (最後に更新された情報を優先) が追加されたようです。

以前のバージョンでは、ピアツーピア レプリケーションで衝突が発生すると、対処を実施するまでデータ同期が停止するという現象が発生していましたが、本ルールが追加されたことで、レプリケーション元/先 の両データベースを更新し、書き込み処理の負荷分散が必要となるようなシナリオ (Multi-write) で適用できそうですね。

Azure SQL Database などにも本機能を導入して欲しいですね。

 

参考情報

SQL Server 2022 公式情報