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【第5回】基本から始める SQL Server【エディション】


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第4回では「SQL GUI ツール」についてまとめてみました。今回は SQL Serverのエディション/バージョン について、自分の整理も兼ねて、まとめてみようと思います。

 

 

SQL Server の エディションについて 

SQL Server の エディションは以下のようなものがあります。

  • Enterprise Edition
  • Standard Edition
  • Web Edition
  • Express Edition (無償)
  • Developer Edition (開発環境でのみ使用可能)
  • Evaulation Edition (評価版)
  • Windows Internal Database

エディション毎に利用可能なリソース制限 (CPU論理コア数、メモリ容量など)、利用可能な機能が制限されています。

エディション毎にサポートされている機能などについては、以下の URL を参照。 

Enterprise Edition

SQL Server の全ての機能を使用すること可能であり、大規模データベースなど、ミッション クリティカルなワークロードが必要となる場合に選択するエディション。

AlwaysOn 可用性グループ、インデックスのオンライン操作、 透過的なデータベースの暗号化 (TDE)、オンラインによるファイル/ページ復元などについては、Enterprise Edition でのみ使用可能な機能になります。

※ Azure SQL Database は、Basic などの比較的利用料金の安い価格レベルにおいても、SQL Server Enterprise Edition でのみ利用可能な インデックスのオンライン操作、透過的なデータベースの暗号化 (TDE) 機能が使用できるため、非常にお得ですね。 

Standard Edition

中規模データベースのワークロード向けのエディションであり、Enterprise Edition と比較し、利用可能な機能が制限されています。SQL Server 2016 以降、 バックアップ圧縮、Always Encrypted、変更データ キャプチャ などの機能が使用可能になるなど、機能拡張がされています。 

Web Edition

Web ホスティング企業、Web VAP 向けに用意されたエディションであり、Standard Edition よりも利用可能な機能が制限されている分、ライセンス費が安価になっています。 

Express Edition

小規模データベースのワークロード向けの無償のエディションであり、商用環境として使用することも可能になります。

しかしながら、バッファ プールが 1410 MB、データベース物理ファイルの最大サイズが 10 GB という制限があります。 

Developer Edition

開発環境で開発目的でのみ利用可能なエディションであり、Enterprise Edition と同じ機能を使用することが可能になります。

 

[補足]

Developer Edition は、既定で「TCP/IP」プロトコルによる接続が「無効」になっています。そのため、「TCP/IP」プロトコルで SQL Server インスタンスに接続したい場合は、SQL Server 構成マネージャーから「TCP/IP」プロトコルの状態を「有効」に変更したうえで、SQL Server インスタンス (サービス) の再起動を実施します。

 

f:id:nobtak:20200830153126p:plain

 

[TCP/IP プロトコル 有効前]

2020-08-30 01:35:32.95 spid17s     Server local connection provider is ready to accept connection on [ \\.\pipe\SQLLocal\S2K17DEV ].
2020-08-30 01:35:32.95 spid17s     Server local connection provider is ready to accept connection on [ \\.\pipe\MSSQL$S2K17DEV\sql\query ].

 

[TCP/IP プロトコル 有効後]

2020-08-30 15:48:12.25 spid17s     Server is listening on [ 'any' <ipv6> 49155].
2020-08-30 15:48:12.25 spid17s     Server is listening on [ 'any' <ipv4> 49155].
2020-08-30 15:48:12.25 spid17s     Server local connection provider is ready to accept connection on [ \\.\pipe\SQLLocal\S2K17DEV ].
2020-08-30 15:48:12.25 spid17s     Server local connection provider is ready to accept connection on [ \\.\pipe\MSSQL$S2K17DEV\sql\query ].

※ SQL Server インスタンスで TCP/IP で待ち受け (リッスン) されるようになったことが確認できます。

 

Evaluation Edition

SQL Serverの評価目的で使用可能なエディションであり、 Enterprise Edition と同じ機能を使用することが可能になりますが、試用期間は 180日に制限されています。

商用環境にインストールし、ライセンスを購入後、エディションのアップグレードにより、商用版の SQL Server (Enterprise/Standard Edition) などにアップグレードして使用することも可能です。

Windows Internal Database

Windows Server Update Services (WSUS)、SharePoint、Active Directory Federation Service (ADFS) など、マイクロソフト製品の データベース としてのみ使用可能なエディション。Windows Server OS によって、SQL Serverのバージョンが異なっている。

 

f:id:nobtak:20200830150134p:plain

 

まとめ 

今回は、SQL Server のエディションに関する内容をまとめてみました。SQL Server のエディションは、要件によって選択することになるかと思いますが、エディション毎にどのような機能が使用できるのか、どのようなリソース制限があるのかについては、理解しておくと良いかと思います。

 次回は、SQL Server エディションのアップグレードについてまとめてみようと思います。

 


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