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【Azureを無償で勉強したい人は必読!】Microsoft Learn を利用した Azure の勉強方法について


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希望の会社に就職するために学生のうちから Azure を学んでおきたい」、「AWS、GCP、OCIなどの他のパブリッククラウドサービスを使用しているけど、更なるスキルアップのため Azure も覚えたい」、「業務命令により Azure を覚える必要がある」など、様々な目的で Azure を勉強しようと思うタイミングがあるかと思います。

社会人であれば、自分への将来の投資として本などを購入したり、企業に所属している場合は、企業からトレーニング費用が出たりと、様々な支援を受けることが出来るかもしれません。

しかしながら、学生であるため、あまりお金を掛けずに勉強したい、業務内容とそぐわない、自己啓発目的などの理由のために、所属企業からあまり支援を受けることができないというような人もいるかと思います。

 

そこでお勧めなのが「Microsoft Learn」です。

 

私も Azure で新たに覚えたい機能などがあれば 「Microsoft Learn」で勉強していますので、今回、「Microsoft Learn」を利用した勉強方法について紹介したいと思います。

 

 

1. Microsoft Learn とは

Microsoft Learn は、Microsoftが提供する無償で利用可能な学習プログラムであり、「Azure」 だけではなく、「.NET」、「Visutal Studio」「Microsoft 365」、「SQL Server」 など様々な製品を学ぶことができます。

 

2. Microsoft Learn のメリット
  • 無償で利用することができる。
  • Microsoft Learn サイトにアクセスできれば、隙間時間を使用して、何処でも勉強を開始することができる。
  • サンドボックスにより、無償で実際にAzureポータルから特定のAzureリソースをデプロイしたり、アプリケーションをデプロイする経験ができる。
  • 「Azure」以外の製品に関しても学ぶことができる。
  • モジュールを進めるごとにポイントが加算され、特定のポイントを超えるとレベルアップするなど、勉強のモチベーションが上がりやすい。
  • 「初級」から「上級」までの幅広いスキルセットの人を対象にしている。
  • 日々新しいモジュールが増えており、新機能についても学ぶことができる。

  

3. Microsoft Learn の利用方法

[前提条件]

 Microsoft Learn を利用するために「マイクロソフト アカウント」が必要になるため、アカウントを持っていない人は、アカウントを作成します。

 

1) Microsoft Learn のサイト「https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/」にアクセスします。

2) 「サインイン」を選択し、マイクロソフト アカウント でログインします。

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※ マイクロソフト アカウント を持っていない場合は、「作成」から新規作成することができます。

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3) 「自分のパスをカスタマイズする」を選択し、興味のある分野を選択します。

 

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 ※ この設定をすることで、自動的に推奨されるモジュールを紹介してもらえます。

 

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※ Azureの初級者向けのコンテンツを確認したい場合は、「すべてのパスを閲覧する」から フィルター条件で「Azure」、「初級」を選択することで確認できます。

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4) 興味のあるラーニング パス/モジュールを選択します。

※ 初めて Azure の勉強を始める場合は、ラーニング パス「Azureの基礎ラーニング パス」から始めると良いと思います。

   

 

5) 選択したラーニング パス/モジュールで「開始」を選択します。

 

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6) ユニットを進めるとポイント (以下の例では「100 XP」) が加算され、右上に現在のレベル、獲得したポイント数が表示されます。

 

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7) ユニットの途中に「知識チェック」があり、選択問題があり、すべての答えが正解になると、ポイントが加算されます。

※ 1回で全問正解すると、加算されるポイント数が多くなるようです。

 

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[補足]

サンドボックスのあるユニットでは、まずは「サンドボックスをアクティブ化」ボタンを選択して、有効化します。

 

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有効化処理が完了後、サンドボックスの使用 残り時間が表示され、時間内であればサンドボックス環境を使用することができます。

※ サンドボックスの有効化は、1日 10回までに制限されています。

 

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サンドボックスへのアクセスは、Azure ポータルサイト「https://portal.azure.com/ 」から行います。

※ Azure ポータルサイトへは、2) でサインインに使用した マイクロソフト アカウント でサインインし、サインインが完了すると「MICROSOFT LEARN SANDBOX」ディレクトリが選択されている状態になります。

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サンドボックスでは、ユニットにより実施できることが制限されていますが、実際に Azure ポータルを使用し、Azure リソースのデプロイ/管理 を実施することができます。(もちろん課金は発生しません。)

 

4. Microsoft Learn の勉強方法

■ 初めて Azure の勉強を始める方

初めて Azure の勉強を始める方は、多数のモジュールが存在し、何処から勉強したら良いかを悩むかもしれません。

その場合は、フィルター条件に 製品「Azure」- レベル「初級」- 種類「ラーニング パス」を選択し、ラーニング パスに従って勉強を進められると良いかと思います。

3. Microsoft Learn の利用方法」でも紹介していますが、ラーニング パス「Azureの基礎ラーニング パス」では、Azure 全般の機能について学ぶことができるため、こちらから始めると良いかと思います。  

 

■ 中、上級者の方

中、上級者の方は、興味のある機能を個別に選択し、隙間時間を使って少しづつ新しい技術を学んでいくと良いかと思います。

新たに追加/更新されたモジュールなどについては、「新規および最近更新された項目」から確認可能です。

 

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■ Azure 関連の資格取得を考えられている方

Azure関連の資格取得を考えられている方は、「認定資格」から 取得したい資格を選択すると、該当資格を取得するために必要な技術を学ぶことができる Microsoft Learn のラーニング パス が紹介されているので、こちらを確認すると良いかと思います。

 

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AZ-900 : Microsoft Azure Fundamentals 試験内容