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Azure全般 / SQL Serverに関する情報を発信していきます。

[設計シリーズ] 01.ログ分析の目的について [Azure]


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ログ分析を実施する目的として、以下のような事項があるのではないかと思います。

  1. 企業で定めたセキュリティポリシーへの準拠確認、および、外部監査の評価基準を満たしているかの確認
  2. 各種トラブル発生時のトラブルシューティング
  3. リソースの利用量(CPU, メモリなど)、データ量の増減などの把握
  4. 不正操作、データ漏洩などによるセキュリティ インシデント対応

上記の事項を実現するためには、「ログ収集」、「ログ保管」、「ログの可視化」について検討することになるかと思います。

各項目の検討すべき内容についてまとめてみます。

「ログ収集」
  • 何の情報を収集するか。
  • どのレベルまで情報を収集するか。(警告、エラーのみ収集など)
  • どの程度、情報を収集するか。(特定の項目のみ収集など) 

各種Azureリソースのログ(アクティビティログ、監査ログなど)、 Azure Monitor (Application Insight、メトリック など)、アプリケーションのカスタムログ(Apache/Tomcat、データベースログ、独自アプリケーションのログ など

 

「ログ保管」
  • 何処にログを保管するか。
  • ログをいつまで保管する必要があるか。(2年以上保管するなど)
  • 複数のデータセンターにログを保管する必要があるか。

Azure Storage、Log Analytics ワークスペース、Data Lake Storage(v2)、 Azure Databricks、CosmosDB、Azure SQL Database、Azure Synapse Analytics、Azure Cache for Redis など

 

「ログの可視化」
  • どのログを可視化する必要があるか。
  • どのような用途に使用するか。
  • 誰が使用するのか。

Power BI、Log Analytics、Azure Search など

 

自分の整理もかねて、「ログ収集」、「ログ保管」、「ログの可視化」の内、各 Azure リソースにおける 「ログ収集」すべき項目、方法について、今後ブログに書きたいと思います。